国立大学・医学部に推薦(AO)合格した生徒の声
本日は、「AO・推薦入試対策」をご担当いただいています講師が、高校で教鞭をとられていたときの教え子の方からの「生の声」を掲載させていただきます。
学校関係者の皆さまにおかれましては、新型コロナウィルスによる休校措置のため、今後の学校運営について、非常にご苦労されていることと思います。私どもに何かできることがあれば、お気軽にご相談いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
国立大学・医学部に推薦(AO)合格した生徒の声
クラスでも部活動でもない「海」を中心とした自主的な勉強グループに参加することで、友人の様々な関心や将来の夢、その実現プランを身近に知ることが出来た。また、3年間に渡るこの活動を通して、「海」の仕事に携わっている様々な方々と出会い、その人達の生き甲斐や責任感を直接知ることが出来た。ここで学んだことは、私を大人にする上でとても大きな糧となった。
個人的には、「海」の中でも、特に「捕鯨」に関心を持った。それは学校近くの町に捕鯨産業があったにも関わらず、何も知らない自分に気付いたからである。「捕鯨」について勉強するうちに、ローカルな中にこそ、グローバルな問題が潜んでいることを発見した。将来、私が地域医療に従事する際にも同じような状況に出会うのではないか、と期待している。
一方、鹿児島県の奄美大島近くにある加計呂麻島などの離島を、先生や仲間たちと訪問(フィールド・ワーク)することで、離島医療に携わっている人たちの責任感の強さや逞しさに気付く機会を持てた。医学生になった後も、このような医療困難な地域を積極的にまわり、自分の人間性や医師に求められる感性を高めていきたいと考えている。
このように、私にとっての高校3年間は、他校で決して経験できない非常に意味ある成長期間となったのである。