as if の用法
本日は、
先日 「西南学院大 F日程 大問Ⅲ」
https://core-fukuoka.com/2020/04/28/seinan-university-kakomon/
で取り上げた「as if」について、もう少し掘り下げておきます。
「この前の復習」
as if の後ろは・・・
「SV as if+ S’ + 過去形~」で「S’がまるで~であるかのようにSV」
(be動詞は、基本wereだが、wasも許容範囲)
「SV as if +S’ + had +過去分詞~」で「S’がまるで~だったかのようにSV」
上記表現は「仮定法」なので、
「実際にはそうではないと思われるが」という意味合いがあります。
話者(または書き手)は、as if 以下のことが本当のことだとは思っていないわけですね。
He looks pale as if he had seen a ghost.
「(実際には見てないと思うけど)彼はまるでお化けを見たかのように青ざめている。」
as if 以下を直接法で表すこともできます。
その場合は「実際に本当だと思われること」に用います。
He looks pale as if he saw a ghost. 「お化けを見たかのように彼は青ざめているよ。(多分実際に見ちゃったんだよ)」
ぜひ、英語で書かれた説明にも触れてもらいたいので、
「Practical English Usage」より一部引用させてもらいます。(page 68, 69)
As if and as though are both used to say what a situation seems like. They can refer to something that we think may be true.
(as ifとas thoughは、状況がどのように思えるかを伝えるために用いられます。as if, as thoughは、事実とかもしれないと思っていることについて言及します。)
When we talk about things which we know are not true, we can use a past tense with a present meaning after as if / as though. This emphasises the meaning of unreality.
(事実ではないと分かっていることについて話すときは、as if /as thoughの後ろに、現在の意味で、過去形を用います。そうすることで、事実ではないという意味合いを強調させます。)
言い忘れていましたが、上記説明にあるように
as if = as though です。
その他、入試に出題されることを2点ほど
①as if 以下は「主語+be動詞」が省略されることがあります。これは、①「接続詞の後ろの『代名詞+be動詞』は省略される」とか②「分詞構文で接続詞が残っているパターン」と説明されるものですが…またの機会にしたいと思います…
入試では「as if to do (まるで~するかのように)」が語句整序問題でよく出題されます。as if の後ろは、「SV」が来ると思っている受験生が多いので、注意が必要です。
② 同等比較級「as … as」と合体して用いられることがあります。
He was as proud of me as if I had been his own mother.
「彼は私が彼の実の母であったかのように私のことを誇りに思ってくれていた。」(ウィズダム英和辞典)
それでは、
規則正しい生活を!!