【英文法】タフ(tough)構文
(問) The word is difficult ( ) in a dictionary.
①to find ②being found ③to be found ④find it
「単語」は「見つけられる」ものだから受身にして・・・
と考えて、「③」を解答にして間違えた人が多かった問題です。
この問題は、不定詞の副詞的用法で「形容詞の限定」と呼ばれるものです。
difficultに着目しなければいけません。
例えば・・・
・It is difficult to please John. 「ジョンを喜ばせるのは難しい」
この文は、形式主語のitの箇所にto Vの目的語のJohnを入れ込んで,
・John is difficult to please.と書き換えることができます。
ただし,このような書き換えができるのは〈it is+快不快・難易を表す形容詞+to do〉のときのみです。
快不快・難易を表す形容詞に関しては,difficult,hard,tough, easy,dangerous,simple,impossibleなど。ちなみに、possibleは不可。
toughがこのような形を取る代表例であることから、「tough(タフ)構文」と呼ばれたりもします。
「tough(タフ)構文」は、to doの後ろに目的語がない形(他動詞であれば目的語がない。自動詞であれば前置詞の目的語がない)をとり、「主語」がto doの後ろで目的語として働くと考えれば良いと思います。
正解は「①」です。It is difficult to find the word in a dictionary.
→ The word is difficult to find in a dictionary.
「the word」と「find」が「O」と「V」の関係。(その単語を見つける)
<センター試験出題例> 空所補充
This river is dangerous to ( ) in July.
ア being swum イ swim in ウ swim it エ swimming
正解は「イ」。修飾語in Julyをつけることで,in in はおかしいだろうと思わせて,受験生を惑わせようとしています。
It is dangerous to swim in this river in July. → This river is dangerous to swim in in July