高校2年生の保護者様が知っておいた方がいいと思われる大学入試の基本情報(1)
高校2年生のお子様がいらっしゃる保護者の皆様は、大学受験について本格的に考えを進めておられることでしょう。
マスコミは、年内入試(学校型推薦入試、総合型選抜入試)の比率が年々高まっていることを報じています。ただ、九州大学などの難関大、医学部医学科などの難関学部は、まだまだ一般入試での選抜が主流です。
今回は、高校2年生の保護者様が知っておいた方がいいと思われる一般入試の基本情報について、ポイントを3回に分けて解説していきます。
初回は、勉強すれば偏差値は上がるのかという点について解説します。
まず、偏差値について、世間でよくある誤解についてお話しします。勉強すれば直線的に上がるものではないという点です。
・苦手分野がある程度克服され、
・単元のムラがなくなり、
・得意な単元で得点がとれるようになって、
はじめて偏差値は上がってきます。
なので、塾に通い始めるとすぐに偏差値がグングン上がるということは、現実にはほとんどありえません。どんな塾や予備校に通ったとしても、偏差値は時間をかけて上げていくものなのです。
次に、偏差値は55くらいを境に急激に上げるのが難しくなります。偏差値は、絶対的な指標ではなく、相対的な指標であるからです。
模試にもよりますが、難関大・難関学部は偏差値が55~60以上なので、この近辺は、偏差値を上げることはおろか、維持するのも大変になります。偏差値60は、受験者の上位15%程度なので、偏差値を上げるということは、ライバルより上に行くことであり、これは椅子取りゲームでもあるのです。
受験生本人の勉強だけではなく、他の受験生との相対的比較で偏差値が決まるため、なかなか上がらないという厳しい現実があります。難関大・難関学部の場合、浪人生という強いライバルの存在も無視できません。
今回のまとめとして、偏差値は簡単には上がらないこと、偏差値は高い数字であれば、あるほど上げていくことが簡単ではないことを理解していただければと思います。

